●JILVA-170出荷しています
2015-10-02


●頑丈なBT三脚の試作が完成しました
(株)輝星が新発売する天文用三脚は、BT (Breakthrough…障壁となっていた問題の突破)) 三脚と称します。 直脚がBT38-1で 2本つなぎがBT38-238はアルミパイプの直径38mmのことです。
非常に頑丈で三脚の根本のヨジレが少ないことが大きな特長。JILVA-170用にも最適です。

天体望遠鏡は観測地で移動や設置を繰り返すことはないので、三脚の開脚/折りたたみは頻繁には行ないません。しかし、天体望遠鏡の三脚は測量用やカメラ用が起源のため(?) 三脚の根本がヒンジの開脚式です。このヒンジ部が大きな障壁(Break)となって強度不足でヨジレが発生します。
BT三脚には開脚のヒンジはありません。三脚パイプの斜め断面を直接強固に固定するため、ヨジレに対する強度は圧倒的です。カメラ三脚とは比較にならず望遠鏡三脚よりも頑丈です。脚の1本を固定しておき、他の2本をくるりと回してたためるので可搬性も良好。約2.5kgと軽量です。
石突(スパイク)を上下微動スパイクと交換すれば、ポータブル赤道儀などの極軸上下調整も接地部分で簡単に行なうことができます。
※トップディスクに左右(方位)微動をつけたモデルも近日中に発表します。南側の脚に上下微動スパイクを付けて併用すれば、極軸上下左右微動台座の無いポータブル赤道儀用にも便利です。
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       ●画像をクリックすると拡大します。
       φ40パイプのビクセン互換三脚との比較。互換三脚の地上高は650mm、
       左の2本つなぎ式のBT38-2は600mm、BT38-1は870mmの地上高です。
       BT三脚の重量はビクセン互換の約5kgに対して半分の約2.5kgと軽量です。
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       脚の1本だけ固定しておき、他の2本をくるりと回すと3本の脚が平行になります。
       BT38-2のパイプつなぎは想像以上に頑丈で直脚と大差はありません。
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       φ38アルミパイプの楕円の縁がトップディスクに押し付けられて安定します。
       中心の止めネジはM8キャップボルトで横に補助のM4止めネジ穴があります。
       脚の1本を2本のネジで固定しておき、脚2本を回してレンチで締め付けます。
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       石突(スパイク)はコストダウンのため袋ナットと高ナットで、約20mmの高さ調
       節ができます。右は上下微動付きスパイクに交換したところで、ポタ赤の極軸
       設置用上下微動として(地面に近く少々使いにくいですが)強度はピカイチです。
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       スパイクのネジはGITZO互換の3/8インチです。左はGITZOのスパイクを付けた
       ところ。中央が標準品の袋ナット+高ナットのスパイク。右が上下微動のスパイク
       でハンドルでスムーズに動きます。脚3本とも上下微動をつけるのもお勧めです。
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       別売の「スタビライザー」を併用すると、トップディスクと一体の強固なトラス・

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